日本でも今日のようにクリスマスが盛大にお祝いされるようになったのはいつの頃からでしょうか?
私が小さかった頃、まだまだクリスマスは一般的ではありませんでした。街の中でクリスマスツリーを見かけることはまれでしたし、少なくとも七夕の竹飾りの方が多かったような気がします。
今から30年くらい前、テレビでクリスマスケーキの宣伝がしきりになされるようになってからでしょうか、クリスマスは家で家族とお祝いするという習慣が次第に定着してきました。若者の間では「ロマンチックな日」として大切されるようになってきました。子ども達にとってはいうまでもなく「待ちに待ったサンタクロースが家にやってくる日!」です。
では一体、クリスマスは何の日なのでしょうか?家族と一緒に「何」をお祝いし、なぜ「ロマンチック」で、サンタさんは「プレゼントをくれる」のでしょうか?
答えは教会にあります。そう、この日は神様の子ども「イエスさま」の誕生日です。
いまからおよそ2000年も昔。遠い遠いユダヤの国のベツレヘムという街でイエス様はお生まれになられました。そのことをお祝いし、覚える日が「クリスマス」なのです。
クリスマスはイエスキリストの誕生日です。しかし、実はイエスの誕生日がいつであったかについて聖書には明確な記述がありません。聖書からわかるのは、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったこと、ヘロデがユダヤ総督であったときに生まれたことなどごく限られた情報だけなのです。果たして春であったのか冬であったのか、暑かったのか寒かったのか・・・・。聖書からこれ以上を読み解く鍵はなかなかないのです。
実はこれもよく分かっていません。紀元325年に開かれたニケア宗教会議で話されたとの説もありますが、これも定かではありません。4世紀にはクリスマスをお祝いしていたらしいので、どうもそのころからこの日と決められたようです。
中世にはいってキリスト教がヨーロッパに広がっていった頃、クリスマスが盛んに祝われるようになってきています。この事から考えるとクリスマスはキリスト教を異教の民へ伝えるために定められたというのが一番しっくりきます。
ではなぜ、12月25日なのでしょう?
これもなぜこの日なのかという正確な答えはありません。ただヨーロッパではこの時期に「冬至のお祭り」が各地で盛大に行われており、それを吸収するように、もしくはそれに合わせるようにこの日に定められたというのが正解かもしれません。
いずれにせよ、多くの人達と毎年イエス様の誕生をお祝いできるのは何より嬉しいことです。
クリスマスシーズンにはいろいろなきれいなクリスマスデコレーションが街を賑わします。
はっきり言えば、教会のクリスマスデコレーションは街のそれよりもずっと地味です。
東京の原宿のイルミネーションは随分と有名になりましたし、神戸のルミナリエは誰の目にも留まるほどの美しさです。中にはビルごとクリスマスツリーにしてしまうところもあるほどです。
それに比べて教会のクリスマスデコレーションは、いくつかのキリスト教主義学校の大きなクリスマスツリーや大教会のデコレーションはともかく、ほとんど「微々たるもの」です。
でも、もちろん元々は教会が「元祖」です。
クリスマスのシーズンに良く目にするクリスマスツリーは、宗教改革のルターによってはじめられたといいますし、巷で良く見かけるリースも新しい年の平安を祈る大切な飾りの一つです。
クリスマスツリーの飾りは天に輝く「星」を、いただきにつける大きな星は3人の博士達をイエスのところへ導いた星だといわれています。
また、飾りに良く使われる「ヒイラギ」は、そのとげがイエスが十字架にかかるときにかぶった「茨の冠」、赤い実がその血をさしているといわれています。ですから、「赤と緑」はクリスマスカラーということが出来るかもしれません。
若鶏 1羽(1.3〜1.5kg)
パセリ 1本
ニンニク(中位) 2〜3片
エストラゴン(瓶詰め) 1本
ロリエ 2〜3枚
薄力粉 1kg
荒塩 800g
冷水 80〜100cc程度
若鶏は軽く洗い、足の方は関節から切り取る。
若鶏の表面の水分をペーパータオルなどでよくふき取り、パセリ、ニンニク、エストラゴン、ロリエを腹に詰める。
薄力粉、塩をよく混ぜ、くぼみを作り冷水を注ぎながらよくこねる。
3を麺棒でのばしながら2等分にし、半分を敷き鶏を乗せ、上からもう半分をかぶせ継ぎ目をきれいにふさぐ。
オーブンまたはコンベクションで160度で75分蒸し焼きにする。焦げすぎるようならアルミホイルなどをかぶせる。
鶏をつつむ皮は、冷水を半分くらい入れあとは少しずつこねながら入れてください。耳たぶくらいの柔らかさです。
焼き上がりはきつね色くらいです。食べるときは鋸で皮を全体に切り、木槌などでたたくと開きやすいです。生野菜、きゅうり、人参を千切りにし、サニーレタスで鶏と生野菜を包んで食べます。